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【11月26日の中国本土市場】

2015.11.26 17:14

 主要指数はいずれも3日ぶりに反落。上海市場は上海総合指数が前日比0.33%安の3635.55ポイント、A株指数が0.33%安の3807.21ポイント、B株指数が0.64%安の382.26ポイントだった。深セン市場はA株指数が0.76%安の2434.04ポイント、B株指数が0.30%安の1209.64ポイント。両市場の売買代金は前日に比べ約9%増加し、概算で1兆1064億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は6億7000万元の買い越しだった。

 上海総合指数は小高く寄り付いたが、戻り売りに押された。前引け間際に下げに転じたが、押し目買いが入り、その後は3660ポイント付近で推移。後場の中盤に入ると再び売りが膨らみ、小幅安で引けた。上海市場と深セン市場のいずれも全体の5割半の銘柄が下落した。売買代金は7日ぶりに1兆1000億元を上回った。

 上海A株市場では石炭関連株の上昇が目立ち、北京昊華エナジー(601101.SS)がストップ高。当局が石炭の総量規制と産業構造の調整を加速すると伝わり、これが材料視された。非鉄金属株も総じて堅調。業界団体が政府に非鉄金属の買い入れを要請したと報道され、これが手がかりとなった。時価総額の大きな銀行株は多くが軟調。証券株も概ね値下がりした。個別の材料があった銘柄では、上海大名城'A'【売付のみ】(600094.SS)がストップ高。証券会社の買収に向け競売に参加すると発表し、これが買い材料となった。

 上海B株市場の下落銘柄は全体の7割半に上った。A株を上場していない純粋B株の下落が目立ち、上海陽晨投資(900935.SS)が2.70%安、黄石東貝電器(900956.SS)が2.06%安、恒天凱馬(900953.SS)が1.64%安だった。上海大名城(900940.SS)は証券会社買収の計画を好感し、ストップ高だった。深センB株市場は全体の6割あまりの銘柄が下落した。(中国部・千原)

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