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保利協キン能源と協キン新能源、株主割当増資を計画

2015.12.16 10:51

 保利協キン能源(03800.HK)は15日、株主割当増資(ライツ・イシュー)の計画を発表した。その傘下にある協キン新能源(00451.HK)も株主割当増資(ライツ・イシュー)を実施するという。

 協キン新能源の株主割当増資では、既存株8株につき新株3株を1株あたり0.45HKドルで割り当てる。これにより、約23億990万HKドル(諸費用を除く)を調達する見込みで、太陽光発電プロジェクトへの投資や、債務返済、運転資金などに充てるという。

 筆頭株主の保利協キン能源は62.28%の持ち株比率に基づき、割当分すべてを引き受ける計画。保利協キン能源の投資額は約14億5800万HKドルに上るという。この資金を賄うため、保利協キン能源は既存株5株につき新株1株を1株あたり1.12HKドルで割り当て、少なくとも約33億9570万HKドルを調達する計画。保利協キン能源への投資にあて、残りは債務返済や運転資金などにまわす。

 協キン新能源の割当価格である0.45HKドルは2015年12月11日の終値0.51HKドルを11.76%下回る水準。一方、保利協キン能源の割当価格1.12HKドルは同日の終値1.33HKドルを15.79%下回る。予定スケジュールによると、両社の増資いずれも2015年12月29日に権利落ちを迎える見込み。日本人を含む海外株主は規制があるため、増資に応じることはできない。

 今回の情報開示のため、両社の株式は2015年12月14日に売買停止となったが、いずれも2015年12月16日に取引を再開した。
 
【出所】香港証取サイト上の公告(2015/12/15)

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