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【12月25日の中国本土市場】

2015.12.25 17:15

 主要指数はいずれも上昇。上海市場は上海総合指数が前日比0.42%高の3627.91ポイント、A株指数が0.41%高の3796.95ポイントと、2日ぶりに反発。B株指数は13日続伸し、2.25%高の442.75ポイント。深セン市場はA株指数が2日ぶりに反発し、0.56%高の2468.61ポイント。B株指数も反発し、0.87%高の1345.67ポイントだった。両市場の売買代金は前日に比べ約9%減少し、概算で6843億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は香港のクリスマス休暇にともない、本日も停止。週明け28日に再開する。

 上海総合指数は寄り付きから総じて小幅高で推移。前引け間際に3600ポイントを割りそうになったが、すぐに切り返した。後場も概ねプラス圏で推移した。香港や米国がクリスマス休暇ということもあり、商いは閑散だった。両市場合計の売買代金は9日ぶりに7000億元を下回った。今年1-11月の国有企業の利益は前年同期比で9.5%減だったことが明らかとなり、1-10月期に比べ0.3ポイント改善したが、ほとんど材料視されなかった。上海市場は全体の6割半の銘柄が上昇した。深セン市場の上昇銘柄は全体の6割近くだった。

 上海A株市場は銀行株がまちまち。保険株や石油株は総じて軟調。証券株は概ね堅調だった。こうしたなか高速道路株が堅調。深セン高速道路'A'(600548.SS)が6.34%高、福建発展高速公路(600033.SS)が3.14%高、江西カン粤高速公路(600269.SS)が2.65%高、安徽高速道路'A'(600012.SS)が2.36%高、中原高速公路(600020.SS)が2.06%高だった。都市計画などを話し合う中国共産党の中央城市工作会議が先日開かれ、高速道路整備の加速に期待が高まったもようだ。個別の材料があった銘柄では、海外の照明器具大手を買収すると発表した飛楽音響(600651.SS)がストップ高だった。

 上海B株はほぼ全面高。約2カ月ぶりに売買を再開した上海物資貿易(900927.SS)がストップ高だった。値下がりは上海陽晨投資(900935.SS)の1.14%安だけだった。深センB株市場は全体の7割半の銘柄が上昇した。純粋B株の上昇が目立ち、アモイ燦坤実業(200512.SZ)が7.81%高、中魯遠洋漁業(200992.SZ)が5.36%高、南京普天通信(200468.SZ)が5.20%高となり、上昇率2~4位に並んだ。(中国部・千原)

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