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【1月4日の中国本土市場】

2016.01.04 17:36

 本日が導入初日のサーキットブレーカー制度だが、さっそく発動した。この制度は上海と深センの300銘柄で構成されるCSI300指数(滬深300指数)を基準とし、前日比での騰落率が5%に達すると両市場全体の株式が15分間の売買停止となり、売買再開後に騰落率が7%に達すると、その日の取引が終了することになる。本日は14時12分(日本時間)に最初のサーキットブレーカーが発動。15分間の売買停止を経て、14時33分に再発動し、本日の取引が終了した。

 2016年最初の取引日は、いずれの主要指数も大幅安。上海市場はそろって大幅に続落し、上海総合指数が前営業日比6.86%安の3296.25ポイント、A株指数が6.86%安の3450.03ポイント、B株指数が6.81%安の397.32ポイント。深セン市場はA株指数が大きく続落し、8.22%安の2216.71ポイント。B株指数は4日ぶりの大幅反落となり、5.41%安の1238.44ポイント。両市場の売買代金は概算で5962億元。取引時間が短くなった影響もあり、2015年12月31日の6882億元を下回った。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は6300万元の買い越しだった。

 元旦に発表された12月のCFLP製造業PMIは49.7となり、5カ月連続の50割れ。市場予想を0.1ポイント下回ったものの、前月値を0.1ポイント上回った。一方、CFLPサービス業PMIは54.4となり、ここ16カ月で最高となった。だが、本日発表の財新中国製造業PMI(旧HSBC中国製造業PMI)は48.2で、前月値や市場予想を大きく下回った。

 これを受け、外国為替市場では人民元安が進み、株式市場では上海総合指数が朝方に3500ポイントを割り込んだ。前場の中盤で3400ポイントに達し、一旦は下げ止まったように見えたが、後場に入ると、3400ポイントを割り込み、サーキットブレーカーが発動。15分後に売買が再開すると、一気に3300ポイントを割り込んだ。上海総合指数の終値が3300ポイントを割るのは、昨年10月14日以来となる。上海市場は下落銘柄が全体の9割に達し、「滬股通」の対象銘柄は全面安となった。深セン市場も全体の9割近くの銘柄が下落した。

 B株市場は上海と深センのいずれも全面安。なかでも昨年末は堅調だった純粋B株の下げが目立ち、アモイ燦坤実業(200512.SZ)、南京普天通信(200468.SZ)、中魯遠洋漁業(200992.SZ)、大化集団大連化工(900951.SS)、黄石東貝電器(900956.SS)、上海凌雲実業(900957.SS)がストップ安だった。(中国部・千原)

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