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【1月8日の香港市場】

2016.01.08 18:57

 主要指数は5営業日ぶりに反発した。ハンセン指数は前日比0.59%高の2万453.71ポイント、H株指数は1.05%高の8845.89ポイント、レッドチップ指数は0.46%高の3711.00ポイント。メインボードの売買代金は前日比で約2割減少。概算で855億7000万HKドルだった。「港股通」(上海経由の香港株投資)の買越額は大きく増加し、16億4500万元に達した。
 
 前日の急落を受けた本日の香港市場は、自律反発狙いの買いがみられた。主要指数は引き続き不安定な動きに終始したが、朝方を除いてプラス圏は維持した。わずか4日で2度も発動したサーキットブレーカー制度に関し、中国の証券当局は事実上の撤廃を決断。投資家の圧力に追い込まれた格好だったが、これによるA株市場の一応の安定が期待され、押し目買いを後押しした。このほか、政府の介入もあり、本日の為替市場では人民元安が一服し、これも買い安心感を与えた。

 香港・マカオの地場系銘柄が引き続きさえない。中国からの資金流出と景気低迷による悪影響が警戒されており、カジノ大手のサンズチャイナ(01928.HK)が3.38%安、香港不動産大手の信和置業(00083.HK)が2.91%安、恒隆地産(00101.HK)が2.28%安、九龍倉集団(00004.HK)が2.03%安に沈み、ハンセン指数構成銘柄の下落率上位に並んだ。最近の急速な人民元安の影響が警戒され、本土系航空株が下落。中国南方航空(01055.HK)が6.66%安、中国国際航空(00753.HK)が2.61%安、中国東方航空(00670.HK)が2.35%安と、大手3社が売られた。

 一方で前日に売り込まれた資源・エネルギー株が急反発。石油製品最大手の中国石油化工(00386.HK)が5.55%高でハンセン指数構成銘柄の上昇率1位となったほか、石炭最大手の神華能源(01088.HK)も同3位の3.04%高。原油生産で最大手の中国石油天然気(00857.HK)も2.63%高と堅調だった。重慶鋼鉄(01053.HK)が10.00%高、鞍鋼(00347.HK)が8.68%高、馬鞍山鋼鉄(00323.HK)が7.64%高、江西銅業(00358.HK)が3.50%高など、鉄鋼・非鉄株も反発した。中国で5G(第五世代移動通信)の開発が本格スタートするとの報道を受け、中国聯合網絡通信(香港)(00762.HK)が同2位の3.50%高、中国移動(00941.HK)が2.05%高など、通信セクターが堅調だった。また、政府系ファンドの買い支えがあったもようで、A株市場で金融株が反発。これに追随し、太平洋保険(02601.HK)が1.59%高、中信証券(06030.HK)が1.01%高など、香港でも本土系金融株が堅調だった。(中国部・畦田)

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