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【2月5日の中国本土市場】

2016.02.05 17:31

 主要指数は上海B株を除き、その他は下落。上海市場は上海総合指数が前日比0.63%安の2763.49ポイント、A株指数が0.63%安と、いずれも反落。B株指数は小幅に4日続伸し、0.21%高の354.33ポイント。深セン市場はA株指数が4日ぶりに反落し、1.15%安の1830.40ポイント。B株指数は小反落し、0.36%安の1141.29ポイント。両市場の売買代金は前日に比べ約18%減少し、概算で3634億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は2億4100万元の買い越しだった。

 本土市場は本日が旧暦未年の最終売買日。来週は旧正月連休となり、今月15日に売買を再開する。帰省や旅行のシーズンということもあり、本日の商いは閑散。特段の材料もないことから、上海総合指数は朝方から前日終値を挟んで一進一退。終盤で売りが膨らみ、安値引けした。上海市場と深セン市場のいずれも全体の7割近くの銘柄が下落した。旧正月の資金需要に応えるため、本日も中国人民銀行(中央銀行)が1500億元の買いオペを実施し、市中銀行に流動性を供給したが、ほぼ材料視されなかった。

 上海A株市場では金相場の上昇を背景に、関連銘柄が堅調。山東ゴールド(600547.SS)がストップ高だったほか、中金ゴールド(600489.SS)が6.28%高、老鳳祥'A'(600612.SS)が3.03%高、紫金砿業'A'(601899.SS)が2.72%高。ホリデー消費への期待から小売関連株も買われ、南京デパート(600682.SS)がストップ高だったほか、豫園商城(600655.SS)が4.89%高。連休中の出国者が600万人を超える可能性もあるという報道を受け、航空株や観光関連株も総じて堅調だった。一方、主力の銀行株、保険株、石油株、石炭株などが軟調で、上海総合指数の重荷となった。

 上海B株市場は全体の6割あまりの銘柄が下落したが、一部の銘柄が大きく上昇したことを受け、上海B株指数は小幅高だった。海航集団の下で全国的な観光事業を展開する方針を示している上海九竜山(900955.SS)がストップ高。なお、この方針に合わせ、同社は社名を変更しており、今月18日から新銘柄名が採用される。金相場の上昇を受け、老鳳祥(900905.SS)が1.99%高。上海ディズニー関連銘柄として知られる中路(900915.SS)が上昇率2位の6.04%高だった。深センB株市場は全体の7割あまりの銘柄が下落した。(中国部・千原)

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