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【2月12日の香港市場】

2016.02.12 18:01

 主要指数はいずれも下落。ハンセン指数は前日比1.21%安の1万8319.58ポイント、H株指数は1.99%安の7505.37ポイントと、そろって続落。レッドチップ指数は3日続落し、0.65%安の3251.85ポイント。メインボードの売買代金は前日に比べ約1%減少し、概算で660億HKドル。「港股通」(上海経由の香港株投資)は中国本土の春節(旧正月)連休にともない、本日も停止。2月15日の再開を予定している。

 日本が建国記念日で休場だった2月11日に、香港市場は旧暦さる年最初の取引日を迎えたが、主要指数はいずれも大幅安となった。世界的にリスク回避の動きが広がり、安全資産とされる日本円、金、米長期債などが買われた一方、原油などが売られた。ニューヨーク市場ではダウ平均が5日続落するなど、世界的な株安となった。リスク回避の動きは本日も続き、香港の主要指数は低く寄り付いた。ハンセン指数とH株指数はマイナス圏での値動きに終始。レッドチップ指数は朝方から後場の序盤まで前日終値を挟んで一進一退だったが、後場の中盤からはマイナス圏で推移した。

 ハンセン指数の構成銘柄では、恒安国際(01044.HK)が下落率1位の4.95%安。アナリストが業績見通しを下方修正し、投資判断と目標株価を引き下げたことを嫌気した。時価総額の大きなHSBC(00005.HK)は同6位の2.82%安。先月末に発表した昇給停止の決定を撤回したが、来年度の賞与が削減される見通しで、採用活動も凍結する方針であることから、経営を不安視する見方が広がった。本土系の金融株にも売りが波及し、平安保険(02318.HK)が同2位の4.22%安、中国銀行(03988.HK)が同3位の3.40%安だった。長江和記(00001.HK)は英国の移動通信事業者を買収する計画が欧州委員会の反対を受け、1.76%安だった。

 一方、旧正月中にマカオを訪問した観光客が前年同期比で増加していることが伝わり、カジノ株が堅調。銀河娯楽(00027.HK)が上昇率1位の3.10%高だったほか、サンズチャイナ(01928.HK)が同4位の2.06%高。産油国が協調減産するとの思惑からエネルギー株が買われ、天然ガスの崑崙能源(00135.HK)が同2位の2.27%高だったほか、中国石油天然気(00857.HK)が0.67%高、中国石油化工(00386.HK)が0.48%高、中国海洋石油(00883.HK)が0.40%高。リスク回避の動きを背景に、ディフェンシブな香港系公益株や食品株なども堅調だった。

 そのほかでは、金相場の上昇を受け、宝飾品関連株が大幅高。周大福珠宝(01929.HK)が9.44%高、六福集団(00590.HK)が8.18%高、周生生(00116.HK)が6.07%高、景福集団(00280.HK)が4.68%高だった。MSCIチャイナ・インデックスの構成銘柄が今月29日の取引終了後に調整され、除外される予定の博華太平洋国際(01076.HK)が8.48%安、高銀地産(00283.HK)が7.84%安。 意馬国際(00585.HK)は実質筆頭株主の身柄が検察当局に拘束されたという情報を嫌気して4.04%安だった。(中国部・千原)

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