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【3月30日の香港市場】

2016.03.30 18:10

 主要指数はハンセン指数が前日比2.14%高の2万803.39ポイント、H株指数が2.89%高の8979.41ポイントと、大幅に続伸。レッドチップ指数は6営業日に急反発し、2.52%高の3742.79ポイントだった。メインボードの売買代金は前日比で約25%増加し、概算で752億4600万HKドルに達した。「港股通」(上海経由の香港株投資)は3億8000万元の買い越し。

 米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長が講演でハト派的な発言をしたことから、米国の追加利上げの観測が世界各国で後退。欧米株市場が上昇し、為替市場では米ドル安が進んだ。これを受け、本日の香港市場では買いが活発化。主要指数は高く寄り付くと、後場でも上げ幅を広げ、いずれも高値引けした。ハンセン指数の終値は2万800ポイントを超え、概ね12週ぶりの高値。レッドチップ指数は3営業日ぶりに3700ポイントを回復し、H株指数は節目の9000ポイントに迫った。対米ドルで人民元と香港ドルが上昇し、投資家心理が改善。米国の株価指数先物も堅調に推移し、買い安心感を与えた。また、主要企業の決算・配当内容や、国家外為管理局によるA株取得などを手がかりに、上海A株が急騰。これも、本土系銘柄への支援材料になった。

 米国の利上げ観測の後退を受け、香港地場系の不動産株が上昇。新世界発展(00017)が3.60%高、信和置業(00083)が3.51%高、新鴻基地産(00016)が3.18%高など、主だったデベロッパーが買われた。本土系では石油大手3社がそろって上昇。中国石油化工(00386)が発表した15年12月本決算は減収減益になったものの、市場予想に比べれば悪くない内容であり、5.72%高で引けた。中国石油天然気(00857)が3.00%高、中国海洋石油(00883)が0.88%高としっかり。電力株も値上がりし、大唐国際発電(00991)は大幅増益と増配を手がかりに、7.14%高。関連業界では風力発電設備大手の新疆金風科技(02208)が好業績見通しなどを受け、5.80%高だった。

 また、食品株が活況となり、ハンセン指数構成銘柄の上昇率1~3位を独占。蒙牛乳業(02319)は連日の下落の反動と自社株買いを手がかりに、11.39%高と急反発。康師傅(00322)が7.88%高、中国旺旺(00151)が7.19%高で、これに続いた。

 一方で婦人靴大手の百麗国際(01880)が6.19%の逆行安に沈み、ハンセン指数構成銘柄の下落率1位。16年2月本決算の減益見通しが投資家心理を冷やした。車両設備最大手の中国中車(01766)は15年12月本決算が小幅の増収増益にとどまり、サプライズ不足から2.68%安で引けた。(中国部・畦田)
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