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【4月26日の中国本土市場】

2016.04.26 17:29

 主要指数はそろって反発。上海市場は上海総合指数が前日比0.61%高の2964.69ポイント、A株指数が0.61%高の3102.55ポイント、B株指数が0.43%高の369.30ポイント。深セン市場はA株指数が1.19%高の1968.42ポイント、B株指数が0.26%高の1124.76ポイント。両市場の売買代金は前日に比べ約2%減少し、概算で3819億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は6億3100万元の買い越しだった。

 上海市場は方向感を欠く展開。朝方は小幅に上昇したが、前場の中盤で下げに沈み、その後は小幅安で推移した。後場の中盤を過ぎると上げに転じ、本日の高値付近で引けた。上海市場の上昇銘柄は全体の7割半に上った。深セン市場も全体の7割あまりの銘柄が上昇した。本日も非鉄金属企業の債務不履行が伝わり、投資家の警戒感が持続。両市場合計の売買代金は、4日連続で前日比での減少が続いている。

 上海A株市場では上海大名城'A'(600094.SS)がストップ高。ファイナンスリース会社を買収する計画を好感したもようだ。珍宝島薬業(603567.SS)は7.56%高。増収増益の15年12月本決算を発表したうえ、株式分割(無償交付)を計画していることが材料視された。銀行株、保険株、証券株、鉄鋼株、自動車株は総じて堅調。二大石油株はまちまち。昨日は堅調だった石炭株だが、本日は多くが反落した。

 上海B株市場の上昇銘柄は全体の8割あまりに達した。上海大名城(900940.SS)がA株の動きに追随し、上昇率1位の7.07%高。上海凌雲実業(900957.SS)は16年1-3月期決算で黒字転換したことを材料に、同2位の1.98%高だった。

 深センB株市場の上昇銘柄は全体の5割半にとどまった。方大集団(200055.SZ)は上昇率1位の2.62%高。15年12月本決算が増収増益となり、増配を決定したことが追い風となった。一方、本日付で「*ST」特別処理が適用された*ST海南珠江控股(200505.SZ)はストップ安だった。(中国部・千原)

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