内藤証券

マーケット情報

お取扱商品のマーケット情報をご覧いただけます。

中国株ニュース 詳細

中芯国際集成電路製造、江蘇長電科技との再編を計画

2016.05.02 13:57

 中芯国際集成電路製造(00981.HK)は28日、事業提携している江蘇長電科技(600584.SS)との間で再編を実施すると発表した。半導体のパッケージ・検査サービスなどを手がけるSTATS ChipPAC社(STATS、2015年10月にシンガポール証券取引所の上場を廃止)の株式19.61%について、新株を対価に総額6億6400万元で江蘇長電科技に売却する。

 さらに江蘇長電科技は未保有のSTATS社の株式すべても、新株を対価に国家集成電路産業投資基金股フン有限公司(産業基金)から総額19億9100万元で買収する計画。そのうえで第三者割当増資で最大26億5500万元を調達し、中芯国際集成電路製造と産業基金が新株を引き受けるという。一連の再編が完了した場合、中芯国際集成電路製造は江蘇長電科技の筆頭株主として、同社株14.26%を保有する見通し。産業基金も第2位株主として、9.53%を保有する。

 これにより、中芯国際集成電路製造は江蘇長電科技を通じてSTATSも傘下に収めることになり、両社の実質筆頭株主として半導体の川上・川下の再編・統合を実現できると説明。江蘇長電科技にとってもSTATSの100%子会社化と調達資金を原資とした設備投資で、企業規模や競争力の拡大が図れるとしている。

 なお、江蘇長電科技の対価株の発行価格は15.36元、増資の割当価格は17.62元を予定している。

 今回の情報開示のため、中芯国際集成電路製造の株式は2016年4月28日に売買停止となったが、2016年4月29日に取引を再開した。一方で江蘇長電科技の株式は今回の再編を受け、2015年11月30日から売買を停止中。上海証券取引所による審査を受けるため、売買停止を継続するという。
 
【出所】香港証取サイト上の公告(2016/04/28)

一覧へ戻る

外国株式のリスク
外国株式等は、株価(価格)の変動等により損失が生じるおそれがあります。また、為替相場の変動等により損失(為替差損)が生じるおそれがあります。上場投資信託(ETF)は連動対象となっている指数や指標等の変動等や発行体となる金融機関の信用力悪化等、上場不動産投資信託証券(REIT)は運用不動産の価格や収益力の変動等により、損失が生じるおそれがあります。
外国株式取引の手数料について
外国株式取引の手数料はお客様の取引形態により違いがあるため、投資にかかる手数料についてはこちらをご確認ください。
外国株式取引は、クーリング・オフの対象にはなりません。
中国株の株価・企業情報などについて
株価情報の提供元や表示内容、表示方法のご説明、また配当情報の注意点などを記載しています。
詳しくは中国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。
米国株の株価・企業情報などについて
株価情報の提供元や表示内容などを記載しています。
詳しくは米国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。