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【5月16日の香港市場】

2016.05.16 18:32

 主要指数はいずれも反発した。ハンセン指数は前営業日比0.83%高の1万9883.95ポイント、H株指数は0.13%高の8312.61ポイントと、4営業日ぶりに上昇。レッドチップ指数は0.63%高の3513.58ポイントで、5日ぶりに反発した。メインボードの売買代金は先週末に比べ12%減少し、概算で564億300万HKドル。「港股通」(上海経由の香港株投資)の買越額は8億8500万元だった。

 週明けの香港市場では主要指数が前場の半ばから堅調に推移。特にハンセン指数は持ち直し、2万ポイントの大台に迫る場面もみられた。一方で上値は重く、主要指数は後場の半ばからはやや失速。それでもハンセン指数は上げ幅を縮めつつもプラス引けし、H株とレッドチップの両指数はもみ合いを経て、小幅高で取引を終えた。先週までに香港市場は3週続落していた反動から、優良株を中心に押し目買いがみられた。市場予想を上回る米小売統計も相場を下支え。一方で香港の1-3月期の経済成長率は4年ぶりの低さにとどまり、中国本土の4月の統計も消費、生産、投資、金融などがいずれも弱い内容になった。これらの弱い経済指標が上値を抑えた。

 米国の小売統計を手がかりに、パソコン世界最大手の聯想集団(00992)が3.40%高。米国を主力市場としている大手商社の利豊(00494)も1.44%高だった。ネット大手のテンセント(00700)はまもなく発表される1-3月期決算への期待感から、3.09%高としっかり。また、金融株の一角が買われ、世界金融大手のHSBC(00005)が1.37%高。香港を本拠とする保険大手のAIA(01299)も1.51%高と買われた。また、本土系の鉄鋼・非鉄株が上昇。巨額の海外買収の計画を明らかにしていた洛陽欒川(03993)は本日売買を再開し、8.39%高と買い進まれた。馬鞍山鋼鉄(00323)が5.96%高、重慶鋼鉄(01053)が3.63%高、鞍鋼(00347)が2.79%高と、鉄鋼大手が上昇。

 一方で、不良債権問題の深刻化が警戒され、本土系銀行株が総じて軟調だった。中国建設銀行(00939)は0.86%安で、ハンセン指数構成銘柄の下落率1位。また、盛京銀行(02066)が5.05%安、徽商銀行(03698)が2.69%安、鄭州銀行(06196)が2.20%安、錦州銀行(00416)が0.83%安など、地方銀行が軒並み売られた。バルク主体の海運会社である勇利航業(01145)は1-3月期も赤字を計上したことから、2.22%安。また、新エネ関連の銘柄が売られ、華能新能源(00958)が2.14%安、中国瑞風新能源(00527)が1.42%安、華電福新能源(00816)が1.18%安だった。(中国部・畦田)
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