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【5月19日の中国本土市場】

2016.05.19 17:35

 主要指数は上海市場が3日続落した一方、深セン市場は3日ぶりの小反発だった。上海市場は上海総合指数が前日比0.02%安の2806.90ポイント、A株指数が0.01%安の2937.95ポイント、B株指数は2.16%安の335.33ポイント。深セン市場はA株指数が0.55%高の1857.70ポイント、B株指数が0.36%高の1026.48ポイントだった。両市場の売買代金(速報値)は前日比で約1割減少し、概算で3758億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)の買越額は1億2000万元にとどまった 。

 前日までの調整の反動もあり、前場の上海総合指数は堅調に推移した。もっとも、後場半ばから地合いが悪化すると、大引けにかけては前日終値を挟んで一進一退。大型株が足を引っ張り、結局は小幅安で取引を終えた。一方で節目の2800ポイントはかろうじて維持した。中国の弱い経済指標の発表に加えて米国の6月利上げの観測が高まったことで、外為市場では人民元安が進行。これが個人投資家のマインドを大きく冷やした。さらに直近の2級都市における住宅価格の高騰と株式市場での薄商いを受けて、不動産市場へのマネー流出が広く意識され、これも全体の地合いを悪くした。

 大型株が目立つ上海市場は4割弱の銘柄が下落。一方、中小型株が多い深セン市場は約6割が値上がりした。不良債権問題への警戒感、足元の軟調な株式市況と薄商いなどが嫌気され、金融セクターが重しになった。中国民生銀行'A'(600016)が1.42%安、浦東発展銀行(600000)が1.19%安、中国人寿保険'A'(601628)が0.91%安、国泰君安証券(601211)が0.51%安。米ドル高にともなう金相場の先安感から、山東ゴールド(600547)が1.90%安、老鳳祥'A'(600612)が1.72%安、赤峰黄金(600988)が1.45%安と、宝飾品株や金鉱株がさえない。

 一方で電力設備メーカーの一角が上昇。百利電気(600468)は資産買収の計画を手がかりに、ストップ高で引けた。智慧能源(600869)もストップ高と急伸。レアアース・レアメタル関連の銘柄も物色され、北方稀土(600111)が7.22%高、廈門タングステン(600549)が3.89%高、金堆城モリブデン(601958)が3.86%高。

 なお、上海B株市場は幅広い銘柄が売られ、値上がり数はわずか4銘柄のみ。地場系の不動産株が総崩れになり、上海陸家嘴金融貿易区開発(900932)が下落率1位の8.12%安、上海金橋輸出加工区開発(900911)が同2位の4.71%安、上海外高橋集団(909012)が同4位の3.73%安に沈んだ。また、大型石炭株の内モンゴル伊泰石炭'B'(900948)が2.29%安で、指数の下げ幅を広げた。一方、深センB株では幅広い銘柄が買い戻された。1-3月期で好業績の銘柄の反発が目立ち、常州ディーゼルエンジン(200570)が3.79%高で、上昇率1位になった。(中国部・畦田)
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