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【7月4日の中国本土市場】

2016.07.04 17:05

 主要指数はいずれも上昇。上海市場はそろって大幅続伸し、上海総合指数が前営業日比1.91%高の2988.60ポイント、A株指数が1.91%高の3128.32ポイント、B株指数が1.34%高の351.74ポイント。深セン市場はA株指数が反発し、1.57%高の2094.20ポイント。B株指数は6日続伸し、0.85%高の1116.69ポイント。両市場の売買代金は先週末に比べ約27%増加し、概算で6587億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は12億3200万元の買い越しだった。

 上海総合指数は始値こそ小安かったが、すぐに上げに転じ、前場にかけて上げ幅を拡大した。後場は概ね2980~2990ポイントで推移。上海市場は全体の9割の銘柄が上昇。深セン市場は全体の8割あまりの銘柄が上昇した。両市場合計の売買代金は3営業日ぶりに6000億元を超えた。

 先週金曜日に発表された6月の製造業PMIの数値を受け、近く利下げが発表されるという憶測が飛び交い、本日の上昇につながったもようだ。上海A株市場では時価総額の大きな銀行株、石油株、保険株、証券などの銘柄が軒並み上昇し、上海総合指数の上昇に貢献。石炭株や非鉄金属株の大幅高も目立った。その一方でハイテク関連株の一角が下落した。

 個別の材料があった銘柄では、中国航空工業集団公司(AVIC)傘下の上場企業が買われ、中航航空電子(600372.SS)がストップ高だったほか、中航資本(600705.SS)が2.20%高。AVIC系のA株上場企業4社が計画していた他社への出資計画が取り止めとなり、これを好感したもようだ。

 上海B株市場は全面高。時価総額の大きな内モンゴル伊泰石炭'B'(900948.SS)が上昇率2位の3.45%高となり、上海B株指数の上昇に寄与した。深センB株市場は全体の8割半の銘柄が上昇した。(中国部・千原)

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