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聯泰控股、国有企業によるTOBや資産売却を含む再編を計画

2016.10.27 13:22

 聯泰控股(00311.HK)は26日、第三者の国有企業による同社株へのボランタリー・オファー(公開買付)と、現筆頭株主の陳亨利・行政総裁による資産売却を柱とする再編計画を発表した。聯泰控股の全株式を対象に、上海市政府系の大型紡織企業である上海紡織(集団)有限公司(上海紡織)が1株あたり1.80HKドルで公開買付(TOB)を実施する。すでに筆頭株主の陳総裁などは応じる旨を確約しており、この分を含めると上海紡織は少なくとも同社株50.37%を取得し、新たな筆頭株主となる見通し。上海紡織は聯泰控股の既存事業の継続と上場維持を約束している。

 また、公開買付に先立ち、聯泰控股はアパレルの小売、靴製造、物流、不動産開発を含む非中核事業を陳総裁サイドに売却し、撤退する計画。譲渡額は少なくとも1億1034万4883米ドルに上る見込み。売却後、聯泰控股は上海紡織の支援を受けながら、主力のアパレル製造事業に一段と注力していくと説明している。

 さらに聯泰控股は売却資金を原資に、自社の株主に対して特別配当(1株あたり最低0.82HKドル)を実施する計画。また、公開買付が発効した場合、追加で1株あたり0.749HKドルの特別配当を交付するという。

 なお、公開買付の提示価格である1.80HKドルは2016年10月25日の終値1.85HKドルを2.70%下回る水準。予定スケジュールはあらためて開示する。

 今回の情報開示のため、同社株は2016年10月26日に売買停止となったが、2016年10月27日に取引を再開した。
 
【出所】香港証取サイト上の公告(2016/10/26)

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