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【3月22日の香港市場】

2018.03.22 18:04

 主要指数はそろって下落。ハンセン指数は続落し、前日比1.09%安の3万1071.05ポイント。中国企業指数(旧H株指数)は5日続落し、1万2427.55ポイントだった。メインボードの売買代金は昨日に比べわずかに減少し、概算で1519億3300万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)は上海経由が2億100万元の売り越し。深セン経由が15億3600万元の買い越しだった(注文ベース:買注文と売約定の差)。

 ニューヨーク市場はダウ平均が反落。米連邦公開市場委員会(FOMC)が利上げを決定した後は、利上げペースが年3回に据え置かれたことを好感し、ダウ平均が大きく上昇する場面もあった。しかし、利上げの継続がしだいに意識され、下げに転じて取引を終了。金利の上昇を嫌気し、ハイテク株や不動産株などが売られた。本日の香港市場は主要指数が高く寄り付いたものの、前場の中盤で下げに転じた。中国企業指数は後場の中盤で上げに転じる場面もあったが、ハンセン指数は一部の大型株が重荷となり、軟調に推移した。米国の利上げを受け、中国人民銀行(中央銀行)が実施する公開市場操作の利回り水準が上昇。金利水準の上昇を嫌気し、上海総合指数が下落したことが香港市場の逆風となった。

 ハンセン指数の構成銘柄では、時価総額の大きなテンセント(00700.HK)が下落率1位の5.01%安。昨日の取引終了後に発表された17年12月本決算をめぐる評価はまちまちだったが、10-12月期のオンラインゲーム事業の業績が大方の予想を下回ったことが、売り材料視された。下落率2位は恒安国際(01044.HK)の2.86%安。前場終了後に17年12月本決算を発表した後、一段安となった。香港一の富豪として知られる李嘉誠・主席が引退を宣言してから、長江グループ銘柄の下げが持続。長江実業(01113.HK)が下落率3位の2.54%安だった。昨日の下落率1位だった吉利汽車(00175.HK)は続落し、本日は同5位の2.13%安。

 一方、昨日の下落率2位だった瑞声科技(02018.HK)が、本日は上昇率2位の1.75%高。同業の舜宇光学科技(02382.HK)は0.43%高だった。中電控股(00002.HK)は1.12%高。設備投資と利益水準の予測やオーストラリア事業をもとに、アナリストが投資判断を引き上げたことが材料視された。(中国部・千原)
 
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