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【1月21日の香港市場】

2019.01.21 17:48

 主要指数は続伸。ハンセン指数は前営業日比0.39%高の2万7196.54ポイント、中国企業指数(旧H株指数)は0.71%高の1万713.05ポイントだった。メインボードの売買代金は先週末に比べ2%減少し、概算で903億3600万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)の買越額は、上海経由が3億7100万元、深セン経由は1億4800万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。

 ニューヨーク市場はダウ平均が4日続伸。2024年までに対米貿易黒字をゼロにすると中国政府が提案したと報道され、米中貿易交渉の進展に期待が集まった。こうしたなか、香港市場は主要指数が小高く寄り付いた。寄り付き後に発表された10-12月期の国内総生産(GDP)成長率を含む主要経済統計は、おおむね市場予想通り。市場に安心感が広がり、その後も堅調に推移。小幅高で取引を終了した。「港股通」の売買代金がメインボード全体に占める比率は約11%だった。

 ハンセン指数の構成銘柄では、スマホ部品大手の舜宇光学科技(02382.HK)が続伸し、5.51%高でハンセン指数構成銘柄の上昇率1位。原油相場の上昇を背景に、エネルギー株が堅調。石炭最大手の神華能源(01088.HK)が上昇率2位の4.39%高だったほか、中国石油天然気(00857.HK)が1.58%高、中国海洋石油(00883.HK)が1.54%高、中国石油化工(00386.HK)が1.46%高。子会社である双匯投資(000895.SZ)の再編を発表した万洲国際(00288.HK)が上昇率4位の2.69%高だった。

 一方、中国生物製薬(01177.HK)が下落率1位の3.56%安。医薬品集中調達などの政策環境が不透明であるとして、大手投資銀行が投資判断と目標株価を引き下げたことが嫌気された。本土系不動産株も売られ、華潤置地(01109.HK)が下落率2位の1.92%安、中国海外発展(00688.HK)が下落率6位の1.61%安だった。(中国部・関)
 
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