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【7月29日の香港市場】

2016.07.29 18:34

 主要指数はそろって下落。ハンセン指数は前日比1.27%安の2万1891.37ポイント、H株指数は1.36%安の8958.97ポイントと、いずれも続落。レッドチップ指数は3日続落し、1.91%安の3713.94ポイント。メインボードの売買代金は前日に比べ約8%増加し、概算で678億6500万HKドル。「港股通」(上海経由の香港株投資)は売り越しに転じ、売越額は1億4700万元だった。

 ニューヨーク市場は利益確定の動きが広がり、ダウ平均が小幅に4日続落。外部環境の低迷が続き、香港の主要指数は低く寄り付いた。朝方はやや戻す場面もあったが、その後は下げ幅を広げる展開。ダウ平均先物が軟調となったことが逆風となり、香港の主要指数は後場の中盤から一本調子で下げ幅を拡大し、本日の安値付近で引けた。ハンセン指数の終値は4日ぶりに2万2000ポイントを割り込んだ。H株指数も8日ぶりの9000ポイント割れだった。

 ハンセン指数の構成銘柄は幅広く売られた。中国旺旺(00151.HK)が3.25%安となり、2日連続で下落率1位。アナリストによる投資判断と目標株価の引き下げが、本日も影響した。下落率2位は中国海洋石油(00883.HK)の2.92%安。16年6月中間決算で赤字に転落する見通しを発表し、これが嫌気された。そのほかの本土系石油株も売られ、中国石油化工(00386.HK)が下落率3位の2.82%安だったほか、中国石油天然気(00857.HK)が1.86%安だった。

 昨日は堅調だった香港系不動産株だが、本日は総じてやや大きく下げ、信和置業(00083.HK)が下落率4位の2.39%安。昨日まで2日連続の上昇率1位だった百麗国際(01880.HK)は、本日が権利落ち日ということもあり、朝方は高かったが、利益確定売りに押され、2.30%安で引けた。そのほかの内需株も下げ幅が比較的大きかった。

 一方、上昇したのは3銘柄のみ。神華能源(01088.HK)は石炭価格の上昇傾向や猛暑にともなう発電所向け石炭需要の増大を追い風に、上昇率1位の1.64%高。電能実業(00006.HK)は16年6月中間決算の発表後もアナリストがアウトパフォームの投資判断を継続したことを好感し、上昇率2位の1.19%高だった。

 そのほかの銘柄では、長城汽車(02333.HK)が2.67%高。16年6月中間決算の業績速報を発表したが、大方の予想を上回る内容だったことがアナリストに評価され、これが材料視された。金蝶国際(00268.HK)は4.25%高。赤字事業を売却し、ERP(統合基幹業務パッケージ)事業に注力する計画を発表し、これを評価するアナリストが投資判断と目標株価を引き上げたことを好感した。

 ウィンマカオ(01128.HK)は5.54%安。8月22日に開業するカジノリゾート「永利皇宮」(ウィンパレス)に、カジノテーブルが100台しか割り当てられないことが明らかとなり、業績への悪影響を懸念するアナリストの意見が相次いだ。また、昨日は86.34%安だった徳普科技発展(03823.HK)が大幅に続落し、本日は56.45%安だった。(中国部・千原)

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