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【11月30日の香港市場】

2016.11.30 18:12

 主要指数はまちまち。ハンセン指数は前日比0.23%高の2万2789.77ポイント、レッドチップ指数は0.32%高の3756.78ポイントと、いずれも反発。H株指数は小幅に続落し、0.08%安の9838.06ポイント。メインボードの売買代金は前日に比べ約29%増加し、概算で888億9000万HKドル。「港股通」(上海経由の香港株投資)は買い越しに転じ、買越額は4億6900万元だった。

 ニューヨーク市場は高値警戒感から上値は重かったものの、7-9月期の米国国内総生産(GDP)の上方修正を好感し、ダウ平均が小反発。外部環境の好転を受け、香港の主要指数は高く寄り付いた。しかし、本土系の石油株や銀行株が軟調となり、H株指数はクロージング・オークション・セッション(CAS)で下げに転じ、小幅安で終了。ハンセン指数とレッドチップ指数はプラス圏で引けた。MSCI指数銘柄の入れ替えの影響もあり、メインボードの売買代金は12日ぶりに800億HKドルを上回った。

 ハンセン指数の構成銘柄では、中国聯合網絡通信(香港)(00762.HK)が上昇率1位の7.41%高。同社に民間資本を誘致する混合所有制改革をめぐり、百度(バイドゥ)、アリババ・グループ、テンセント(00700.HK)からの出資を受け入れることが決まったという観測報道が流れ、これが材料視された。この報道を受けて中国聯合網絡通信(香港)は混合所有制改革が確定していないことを明らかにしたものの、積極的な買いが続いた。

 香港の個人所有住宅の価格が10月も前月比で上昇したことが明らかとなり、香港系不動産株が堅調。信和置業(00083.HK)が4.99%高、九龍倉集団(00004.HK)が4.54%高となり、上昇率2~3位に並んだほか、長江地産(01113.HK)が2.21%高、恒隆地産(00101.HK)が1.50%高だった。香港ドル安が一服したことも、追い風となったもようだ。

 一方、昨日まで2日連続で上昇率1位だった恒安国際(01044.HK)が反落し、本日は下落率1位の6.50%安。利益確定売りに押されたほか、同社の最高財務責任者(CFO)が突然辞任したことが嫌気されたもようだ。石油輸出機構(OPEC)総会を前に原油相場が下落。これを受けて中国海洋石油(00883.HK)と中国石油天然気(00857.HK)がいずれも1.31%安だったほか、中国石油化工(00386.HK)が0.36%安。石炭最大手の神華能源(01088.HK)も1.10%安だった。このほか主な本土系銀行株も下げ、ハンセン指数の重荷となった。

 そのほかの銘柄では、イ柴動力(02338.HK)が2.45%高。中国本土の10月の大型トラック販売台数が大幅に増加したことを評価するアナリストが、目標株価を引き上げたことが材料視された。(中国部・千原)

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