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【11月27日の香港市場】

2017.11.27 17:56

 主要指数はそろって反落。ハンセン指数は前営業日比0.60%安の2万9686.19ポイント、H株指数は1.14%安の1万1772.27ポイント、レッドチップ指数は0.94%安の4340.32ポイントだった。メインボードの売買代金は先週末に比べ約2%減少し、概算で1026億600万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)の買越額は上海経由が5億4400万元、深セン経由が3億9300万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。

 商いは先週末に比べわずかに落ち込んだものの、メインボードの売買代金は16日連続で1000億HKドルを上回った。本土マネーの動きも活発で、「港股通」の売買代金はメインボード全体の14%を占めた。

 感謝祭明け先週24日のニューヨーク市場は、ダウ平均が反発。年末商戦が好調と伝わったことでアマゾンなどが買われ、ナスダック総合株価指数は4日続伸し、過去最高値を更新した。外部環境は良好だったものの、香港の主要指数は小安く寄り付き、朝方にかけて下げ幅を拡大。いずれも本日の下値圏で引けた。上海市場が寄り付きから軟調で、香港市場でも中国本土系の銘柄が売られた。

 ハンセン指数の構成銘柄では、蒙牛乳業(02319.HK)が下落率1位の4.53%安。財政部が消費財187品目の輸入関税を引き下げると発表し、外国製乳製品との競争激化が懸念された。先週末の上昇率1位だった平安保険(02318.HK)は反落し、本日は下落率3位の2.68%安。そのほか、幅広い銘柄が売られた。

 一方、万洲国際(00288.HK)が上昇率1位の2.22%高。輸入関税の引き下げが、同社傘下のスミスフィールド・フーズの対中輸出促進につながるとの思惑が背景にあるもようだ。(中国部・千原)
 
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