米国株

ADR（米国預託証券）について

DR（預託証券）は、株式と同様に発行国の取引所などに上場され、売買されます。国ごとに規則や制度が異なるため、海外企業が直接証券を受け渡すことは難しい場合がありますが、DRを通じて国外での資金調達が可能になります。代表的なDRには、米国市場で取引される米国預託証券（ADR）や、日本市場で取引される日本預託証券（JDR）などがあります。

米国預託証券（ADR銘柄）のお取引についての留意事項

①外国株預託証券の1単位は、例えば「1DR＝原株式10株」のように、必ずしも原株式1株に対応しているとは限りません。対応する株数は銘柄ごとに異なります。

②外国株預託証券と原株式の交換は、原則としてお取り扱いしておりません。

③外国株預託証券の保有者は、原則として原株式の保有者と同等の権利を有します。ただし、発行国の制度の違いにより、配当課税など、原株式を直接保有する場合とは異なる点が生じることがあります。また、銘柄ごとに預託契約の内容が異なるため、外国株預託証券間でも差異が生じる可能性があります。

④新株予約権が株主に付与される際には、預託機関が外国株預託証券の保有者から一任を受けて処理を行います。原則として、預託機関は権利を売却し、その売却代金を保有者に分配する形で処理しますが、手続き上の都合により権利が失効する可能性もあります。

まとめ：外国株預託証券は原株式と完全に同一ではありません。これらの点について十分にご留意ください。

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